味方
2014年、6月に発売された日経エンタテイメントでの翔くんの発言は大きな波紋を呼び、櫻井翔のファンを称する人でさえ一部は非難をした。その後彼がニュース番組で解説した内容が発端となり、何とも大人気のない「あぶり出し」が行われた。選挙の特番に出ると偏見の塊の目を向けられ、オリンピックのキャスターをすると運動音痴がと笑われる。コンサートの演出は5人の総意だと力強く主張したときは、「そうやって逃げるんだ」と理解しがたい一言で片付けられた。昔に比べると減ったと思っていた敵が、案外今もたくさんいることに散々気づかされた2014年でした。
もちろん翔くんにだって短所くらいあることは認めています。だけどわたしは翔くんが好きだから、認めていないことに関してはそれなりに腹も立ってしまいます。悔しくてちょっと泣いたりもした。けれど、敵を、翔くんに知られたくないと思ったことだけは、本当に一度もない。
わたしは今まで、わりといろんな翔くんの表情を見てきたつもりです。顔を全部崩して笑う顔も、こっちが震えるくらいの真摯な目も、泣けないあの人が鼻を赤くした一瞬も。全部大切で全部覚えてる。だけど、わたしが一番好きなのは、たまらなく好きだって思うのは、翔くんが高い壁を越えるときにする顔なんです。眉毛をキュッとあげて、口をへの字に結んで、ちょっと厳しい、だけどかっこいい、あの顔なんです。すこし踏ん張るときの翔くんが、やっぱり一番かっこいい。
敵がたくさんいればいるほど、その数だけ、わたしは翔くんの一番好きな表情を見ることができる。なぜなら翔くんは踏ん張ってくれるから。壁を越えてくれるから。
翔くんにはまだ伸びしろがある。ファンとして、こんなに楽しみなことはないと思うのです。
未来は今以上。
だから、だから翔くんには敵を知ってほしい。それで怯む人じゃないことくらい知ってる。越えてみせようって覚悟を決めることができる人だってことくらい知っているからです。
だから、33歳の翔くんへ。
また、あの顔が見たいな。
けれど翔くんに知っていてほしいのは、なにも敵がたくさんだってことだけではありません。思うように敵は減らないけど、思った以上に味方はいる。恐いことなんてきっとないよ。
もう33歳だから、昔みたいに突っ走ることはできなくても、止まらずに、慎重でもいいから、どうか、恐れずに、優等生になんかならないで、前だけを見ている翔くんでいてください。それだけで、もう十分わたしの大好きな櫻井翔くんです。
翔くん、33歳のお誕生日本当におめでとう!
「未だに、本当にこれでよかったのか分かってはいません。でも悪くはないって思えるよ。思えたよ。」
32歳の翔くんはそんなことを言っていましたね。だったらわたしは、翔くんが本当にこれでよかったって思えるまで、いつまでだって、味方でいるよ!