SHIO BEAT

@pn_3901

過去→「現在」→未来(Hip Pop Boogie ChapterⅡ感想)

時は2016年2月22日。猫の日。あれから5ヶ月が経つ。現場に足を運べなかったので円盤になるのを待ったにしても、発売から2ヶ月近く経つ。ので、今更こんな記事があがるのはおかしいし、今更こんな記事をあげなくてもすでに何人もの人が同じようなことを書いてると思う。同じような櫻井翔マジ神記事を書いてるとは思う。

何の話って、Hip Pop Boogie ChapterⅡ@ブラストin宮城の話ね。



わたしのTwitterをフォローしてくださってる方や、このブログの1つ前のクソみたいな記事を偶然読んでしまった方は知ってるかと思いますが、わたしは先日大学受験を終えました。この1年間アラシゴトを自粛していたわたしにとって、昨年まったく個人の活動をしなかった櫻井クンは本当に空気の読めるナイスガイです。でもそんな櫻井クンが珍しくまったく空気を読まなかった4日間がありました。わたしがどれだけHip Pop Boogieを大切にしていて、どれだけ居合わせることに重きを置いているかも知らずに……。(知るか)

我慢ならずレポを見てしまったわたしは、って私の懐古はどうでもいいんですけど(合否発表より泣いた)。なんせ自担が空気を読まないので、わたしも空気読むのやめた。

BLAST開催から5ヶ月、DVD発売から2ヶ月、今、このタイミングで!!!!!!記念すべき猫の日に!!!!!!Hip Pop Boogie ChapterⅡの感想書いちゃうよ!!!!!

ただどうせ書くならわたしも櫻井翔のリリックオタクですからね。重いよ。




2008年。嵐8枚目のアルバム「Dream"A"live」が発売された当初、このアルバムに収録されている「Hip Pop Boogie」について、翔くんはこんなふうに言っていた。
全篇ラップの曲なので、聞いた印象としては今までの集大成なんて思うかもしれないですけど、あくまでもこれは、集大成という意味での最終形態ではないんです。
このHip Pop Boogieには、以前の嵐の楽曲だけでなく、翔くんの「ペンの指す方向」という未収録曲をスクラッチしている部分があったり、オリジナル曲からの繋がりもふんだんに散りばめられている。それが2008年、10周年を目前にしたタイミングでCDとして発売されるとなると、やっぱりなんか、「集大成」感がある。その感覚は実際わたしも感じていたし、何よりわたしは、2008年、初の国立、7万人の観衆のど真ん中でこれを歌う翔くんこそ、櫻井翔の真骨頂だと思っていた。それこそ昨日まで思っていた。

けど、それは違う。この曲は、「今このタイミングでやりたい曲がこういう感じだった、ということでしかない」。当時から翔くんはそう言っていたのに、自分の認識の甘さを痛感した。

2013年のアラフェスで、ファンのリクエストに応え「Hip Pop Boogie」を再び国立で披露したあのとき、たしかに歓喜し、興奮し、感動したのに、漠然と2008年のやつには敵わん!!と思っていた。それで当たり前だった。だってあれは、2008年の翔くんがあのタイミングでやりたかった曲なんだもん。それに敵うはずがない。

そして2015年、Hip Pop Boogie ChapterⅡ。これは2015年の翔くんが、このタイミングでやりたかった曲だ。間違いなく、"今"の櫻井翔の真骨頂だった。


翔くんはこのHip Pop Boogie全編を通して、「今」を書いている。過去の話をしないというわけではなく。未来に目を向けないという意味ではなく。

「今」の櫻井翔が見た過去、「今」の櫻井翔が見る未来、それを書いている。だから、熱い。


わたしが個人的に一番面白いと感じた歌詞の変化は「道がないなら創ればいいその先例え果ててたとしても」→「道がないなら創ればいいその先果てない道歩いてこう」の部分。

理由は明快で、というのも今回のChapterⅡ、表現の変化はあっても、広い意味では同じ部分が多い。一方いま私があげた部分だけが、根っから意味に変化が見られる。だって、前はその先に果てがあるかもしれないって思ってたのに、今はもう果てない道って分かってるんだよ。

2008年「いま時代が手の中に!」と拳を突き上げ、まさに今栄光を掴んだ翔くんはしかし、その続きをまだイマイチ分かっていなかった。でもこの7年、翔くんはその先を見てきた。結果分かったことは、道は果てしなかったということだった。

でも変わってない。翔くんはなんにも変わってない。道に果てがあろうがなかろうが、わたしはそんなんどっちでもいいんだよ。「道がないなら創ればいい」。その気持ちさえ変わっていなければ、そんなんはどっちでもいい。


2008年と2015年で変化した部分も素敵だけど、変わっていない部分がほんとに愛しい。

「ステージ上終身雇用」

ここを変えられたらわたしは生きていけないし、こうある限り、ずっと翔くんが好きなんだと思う。


翔くんはこうなりゃもう後ろを振り向かないらしいので、わたしも後ろは振り向きません。とりあえずTwitterのヘッダー、ずっと2008年のHip Pop Boogieだったけど、2015年バージョンに変えようかな。

今の翔くんが、今までの翔くんのなかで一番好きです。未来の翔くんはもっと好きです。ビジュアルは2008年〜2009年にかけての冬が好きですよ。


こんな大の大人がさ、大きな愛抱いたり願いたい未来また描いたりするのって、めちゃくちゃ、夢があるね!!!!!




※こんな記事を読んでくれている人で、まさかいないとは思いますが、もしペンの指す方向を聴いたことがない方がいればこの機会にぜひ聞いてください。

大学の卒業を描いたchapterⅠ、その後の未来と葛藤を描いたchapterⅡ、そしてアイドル櫻井翔の決意を描いたchapterⅢがあってHip Pop Boogieに繋がります。

個人的にはchapterⅡ、Ⅲが好きやな〜って話していい?まだ終わらないのって思った?いい??


わたしは常々、翔くんは「未来は過去の積み重ねでしかない」の体現者だと思ってるんだけど、chapterⅡはそれをよく表してくれている。

チャイムで即で、終われば夜で、ベッドなんかより机でよく寝て、レールが2本に増えても、甘い誘いが異常に増えても、蛍が示した道を進んでいたから、散りばめた点はだんだん線になってきた。やがてライト一身に浴びる脇に立っていた翔くんは、「今ここで俺はライト浴びる」ようになる。


そしてchapterⅢ。

「君が机の上なら  俺は光射すステージの上から」


翔くんの人生がいつだって背中を押してくれます。YOUR LIFE IS YOUR MESSAGE。

Hip Pop Boogieを聞くときは、ぜひTheme of ARASHI、ALL or NOTHINGから続く翔くんのリリック、そしてペンの指す方向を合わせてどうぞ。きっと今までと聞こえ方が違うはずです♡